絶対に練習しちゃダメ!?
ゴールデンウイークが終わり、また日常が戻ってきましたね。
私は少し長めにお休みをいただきましたが、両親の病院への付き添いだとか、買い出しとか実家の掃除だとか、
相変わらずドタバタした毎日でした。
ちょっと息抜きを兼ねて久しぶりに横浜へ出かけました。
目的はバラ。ガーデンネックレス横浜が開催されているので、ウキウキと出かけました。
港の見える丘公園
中華街をぶらぶらしたあと、アメリカ山公園へ向かい、イタリア山を抜けて港の見える丘公園へ。
ピアノを始めて半年、5歳で初めて出演したピアノの発表会は、この園内にあるイギリス館でした。
小6でピティナの教室へ移るまでは、毎年のイギリス館での発表会がとても楽しみでした。
なぜ楽しみだったかは生徒の皆さんがよく知っているはず・・・(目的は中華街でのお食事!)
イギリス館の中も見学してきました。相変わらずクラシカルで素敵なサロンです。
実はピアノ教師としての初めての発表会も、(今から30年以上も前になりますが)このイギリス館でした。
あのときの生徒さんたち、今は多方面にて活躍中です。
ノスタルジックな気分にひたり、フランス山を降りて山下公園でゴール。
そうそう、ヨハンシュトラウスという薔薇にも会えました。
ヨハンシュトラウス(作出:1994年 フランス)
確か薔薇には、マリアカラスという品種もあった気がします。
音楽家の名前を見つけると、ワクワクします。
美しいバラを眺めて、香りをかいで、ほっとできた1日になりました。
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さて、教室では100曲チャレンジに挑戦中の皆さんですが
小学生以上の生徒さんは、さらに新しいことにチャレンジし始めました。
そんなに大げさなことではありませんが、ピアノの前にやっているリズム打ちと視唱にくわえ
『絶対に練習しちゃダメなテキスト』
を準備して、5月から挑戦中です。
これには3つのルールがあって、きわめてシンプル。
♫絶対に止まっちゃいけない
♫絶対に弾きなおしちゃいけない
♫チャンスは1回
これだけです。
手順は
①音部記号と拍子記号を確かめる
②膝に手を置き、あたまの中で曲の最後まで歌う
③準備ができたら弾く
大人の勉強会でもお話した「初見演奏」チャレンジです。
これを始めたのはたったの1週間前ですが、全員がふだん学習している曲に応用しようと試している姿は感動的
でした。
初見視奏の目的は、花丸がついて新しい課題に取り組むときに、自分で楽譜を読んで弾けるようにすることで
す。
レッスン時に私が一緒に音を読むことを続けているととても時間がかかり、
ピアノを弾くためにつけたいテクニックの習得や、演奏するための表現を身につけるところまで至らないからです。
今日いる場所から少し先へ進むために、少しだけ階段を上がってみましょう。
見えなかった景色が見えるはずです。