やる気スイッチ

今年の夏は、暑くてしんどくて、終わりが見えない長さに辟易した方も多かったのではないかと思います。

それに対して、秋らしさを感じる日があまりなく、このまま冬になルのだろうかと不安に感じていましたが、ここ数日は空が高く道を歩けば柿のなっている木がそこ此処に見られて、空の青によく実った橙色が美しいです。


カノンハウス鎌倉

10月中にブログが書けなかったので、大人のみなさんのための弾き合い会のレポートができていませんでした。

2度目の今回もカノンハウス鎌倉さんをお借りして、午後から夕方までたっぷりと勉強できました。

発表会とは違って失敗OK・弾き直しOK・再チャレンジOKの会でしたが、皆さんはどう感じられたでしょうか。もしかしたら、少し緊張感を欠いた演奏になってしまったかもしれません。

しかしながら、様々なシチュエーションで異なる体験をしてみるのもよいものだと考えています。

今回はアンサンブルの一端として、連弾にもチャレンジしてみました。ますます磨きをかけていけるよう、

皆さんと話し合いながら次の機会を考えたいと思っています。

まだ11月の半ばなので、来年のことは考えたくないところですが、2月の発表会まで3ヶ月足らずとなりました。

去年出演された生徒さんは、確実に進歩して去年より難しい曲にチャレンジしています。拍手〜!!!

生徒さんによって、もう3ヶ月しかない、と考えるか、まだ3ヶ月ある、と考えるかそれぞれでしょう。

どちらにも言えるのは、何かを「やる」と決めたら、自分にできることをおしまいまで

投げ出さずにやる人であってほしいということです。

疲れている日もあるでしょう。時間が取れずにピアノを弾けない日もあるでしょう。

でもね、1週間のうちの半分以上、ピアノのフタを開けることもなく過ごし

レッスン日が近くなってきたから一日10分の練習を3日間やりました・・・では

残念ながら楽器が弾けるようにはなりません。

目で楽譜を読み、脳から手へ(指10本!)指令が出て、自分の音を聴き、

楽しい曲ならワクワクと、悲しい曲なら泣きたい気分で演奏するのが楽器です。

そして、そのように演奏できるから「楽しい」と思えるのです。

補助輪を外した自転車に乗っても、転んでばかりで前に進めなかったら楽しくはないですよね?

ピアノを含め楽器の練習は、漢字の練習や九九の暗記と同じく、繰り返しが必要です。

残念ですが楽しいことばかりではありません。

やる気が出ないから、と練習を後回しにしても、やる気は向こうからはやってきてくれません。

人間は、そもそもやる気というものを持ち合わせていないからです。

ピアノの練習への取り組みは、日々のルーティンに組み込む以外の方法はありません。

やる気スイッチはありませんが、切り替えスイッチを上手に使って練習に取り組んでいきましょう。

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聴衆を前にしてピアノを弾くこと