聴衆を前にしてピアノを弾くこと

9/27(土) 於:文京シビックホール

MAREの発表会はこれまで横浜の会場をお借りしてきましたが、今年度は地元藤沢で開催します。

できれば10月中に選曲を終わらせて取り組み始めたいと考えていたので、ほぼ全員の選曲がすみました。これから譜読みを進めて本番の舞台を迎えられるように練習していきましょう。

遠くポーランドの地では、19回目のショパンコンクールが開催されています。

どれほど遠くで行われていようと自宅のソファに座って、オンタイムで!コンクールを聴ける時代になりました。

生徒の皆さんからも、寝不足になりながら聴いていますという声が寄せられています。

あっという間に1次審査が終わり、40名のコンテスタントに絞られました。

私が注目中のピアニストも全員通過して残っています。次も楽しみです。



https://youtu.be/SPS49pGfcyk?si=Uom8_8HmDGhp0dCV&t=1022

本番といえば聴いていただくお客様を前にして、これまで練習を重ねてきたものを演奏するわけですが、何度やろうと緊張するものは緊張します。

コンディションによる多少の差はありますが、私も例外ではなく緊張します。

硬くなってしまうことは仕方なく、硬くなるな・リラックスしなくては・聴衆は皆カボチャ・・・などと〈無理に〉緊張しないようにすると、かえって緊張が増します。

場数を踏むことによって慣れるとも言いますが、それも人によってはやればやるほど緊張するようです。

ひとつには、人の前で何かをしなくてはならない場合に起きる〈何か〉について、イマジネーション豊かに考えすぎるのではないか?と私は考えています。

これは、私がこれまで経験してきた演奏会での経験上からの予測です。

・今日は準備不足、睡眠不足

  →もちろん緊張度はMAX

・今日のお客様の中に恩師がいらっしゃる

  →もちろん緊張度はMAX以上のMAX

・今日の曲はもう数十回以上演奏しているから大丈夫

  →少し余裕がある

・今日は知人のお客様がゼロ

(と本人が思っているだけで、そうじゃない場合が多い)

  →かなり余裕がある

・今日弾く曲は大好き

  →かなり余裕がある

9月末に本番がありましたが、適度な心地よい緊張で高揚し、気分よくクタクタに疲れました。

発表会もそんなポジティブな緊張感を味わってもらいたいな・・と思っています。

大人のピアノコースの皆さんは、10月の勉強会で「心地よい緊張」を試してみてください。

  

Next
Next

ピアノ練習日記:雑に弾くこと・丁寧に弾くこと